ダーリンは外国人◆アルコール依存症克服チャレンジ

西洋諸国では、アルコール依存症は立派な病気であり、リハビリ施設も充実しています。外国人の夫との日本での生活は、何かとチャレンジばかりです。

祝★2週間の断酒 だけど・・

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断酒は毎日数えながら・・・

強いお薬に変更してから2週間強が経ちました。

私も密かにDay1、2、3、と数えていたのですが、本人も卓上カレンダーに[X]印をつけて励みにしているようです。

現在の抗酒薬は液体なのですが、もう一つの「飲酒欲求を抑える薬」はタブレット

ダイニングテーブルの上に置いてある飾り皿にたくさんいれてありますが、飲んでも空を捨てようとしません。

どうしてか聞くと

「こんなにちゃんと飲んでる、という心理的な満足があるから」

だそうです。

 

ちょっと汚らしくはありますが、まあ、それなら仕方がないかと。

 

以前の私の思考は、

「あの人は飲みさえしなければ優しくて愛情深い人なのに・・・」

 

しかしながら、このアルコール依存症という病気について勉強しているうちに、飲むのを辞めればすべてが解決する訳では到底なく、スタートラインに立っただけ、であることを実感するようになりました。

 

なぜならば、飲んでいなくてもこの2週間の自己中心的な振る舞いや物言いは変わらないし、なにかに急にうんとやる気をだす、ということもありません。

まさにOne step at a time.... 

 

これを家族も心に銘じないとやっていられません。

 

まさに依存症。依存的な考え方の問題も根深い

長年の飲酒サイクル(時々止めようとしてはすぐに戻る)で根付いてしまった依存的な考え方はそう簡単には治るものではなく、AAミーティングなどの私でない他人と接してサポートをしてもらうのが一番良いと思うのですが、なんだかんだとなかなか足を向けない夫。

 

昨日は、年末年始の支払いなどのお金の計算をしている私に、

 

「ねえねえ、1日スキーっていくらくらいで行けるかなあ? 」

「お正月ずっと家にいるつもり? つまんないね。」

 

まさに子ども。

大人は、スキーに行きたいからいつ収入が入って、足りないから追加の仕事入れて、配偶者と楽しく過ごしたいなら自分でアレンジして手配するのが普通だと思うのだけど。

まあ、相手の心理状態は5歳の子どもと同じだ、と諦めれば腹も立たないか・・・

 

 

あまり自己中な発言ばかり続くので、私も

 

「お金使うことばっかり考えるのね、あなたは。お金作ることを休み中に考えれば?」

 

と嫌味を言ってしまいました。(やっちゃった・・・・と心の中では思うのだけれど)

 

以前飲酒している時であれば、私がそんなことを言おうものなら、そこから大きく炎上し、下手するとDV騒ぎになっていました。

 

今、断酒していて違ってきているのは、

 

「今なんて言った?嫌味言った? 出掛けてくる」

 

と言って出かけてしまった後は、まあ何事もなかったように帰宅することです。

 

それだけでも進歩だと思うしかないですね。

今現在、来年になんの希望も持てていない私です。

淡々と治療し、私は淡々と仕事をするしかありません。

 

年明けは、母の介護問題にも介入する予定があり、私の人生は人のお世話をする運命なのかも?とすら思います。

 

救えるのは私しかいない・・・?

 

アルコール中毒の夫を持っていることで、表面の結果しか知らない友人達からは、ほとんど離婚を勧められてきました。

 

DVもどき喧嘩でお世話になった警察の人達からも、毎回離婚をしろと言われ、それでも出来ていない私。

「あんたがそんな優柔不断だからいけないんだよ、警察に迷惑かけるんじゃない」

 

そんな風に言われ、その通りだ、と思う反面

 

「警察の人達は私達が離婚して平和になればお仕事終わりだものね。」

「病気だという認識をすれば、表面だけフタをするような解決策でないようなサポートがあるのでは?」

「誰かに言われたからって離婚するのは間違っている」

 

 

そんな思考が入り混じっています。

先日、学生時代の友人宅に2泊お世話になりました。

古くからの友だちなので、なんでも素直に話せました。

携帯を切って、ひたすら話していたら、心の平安が訪れて・・・

 

携帯って、便利だけどこんなショートメッセージがあるから、嫌なこともガンガンお互いに言えてしまう。嫌いだ・・

とさえ思ってしまいました。

 

その友人に、今2週間断酒出来ていることを伝えると

 

「いろいろ話聞いていて思ったけど、旦那さんを救えるのはあなたしかいないと思うよ。」

 

そんな風に言われて、なんとなく涙がちょっと出てしまいました。

こんなに希望のない年末は初めてだけど、2019年、少し前進できるかな。

 


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