ダーリンは外国人◆アルコール依存症克服チャレンジ

西洋諸国では、アルコール依存症は立派な病気であり、リハビリ施設も充実しています。外国人の夫との日本での生活は、何かとチャレンジばかりです。

後悔と許しと・・・

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駅で、その一発で人生が変わってしまう・・みたいなポスターを見かける。

酔っ払って他人に絡んで暴力をふるってしまう人も多いのだろうと思う。最近は夜遅くまで出歩いていることもないので、夜の電車の様子はわからないけれど。

今回、夫の飲酒、暴力がだんだんエスカレートしているのに本人は否認するようなところがあり、公道で殴られたことをきっかけに私は被害届を出した。

 

交錯する気持ち

 

翌日1日中、仕事をしていても誰に聞かれている訳でもないのに「私の夫は今留置所」というイメージと、そうしてしまったのはほかでもない私、という考えに取り憑かれて1日中罪悪感を感じていた。

自分が被害者なのに、である。

 

そして考えるほど、調べるほど、このまま有罪にでもなると夫の在留許可の更新時にかなりトラブルになるだろうということがわかってきた。執行猶予だったとしても、在留許可の更新ができなければ、日本から出て行くしかなく、それは離婚にもつながる。その時点で離婚していなければ大丈夫なのかもしれないけれど、かなりギャンブルな感じ。

 

結局、私はそこまで覚悟できていない

 

一人の人間の人生を大きく狂わせてしまうことをしてしまったかも・・・という思いと、いや、まだ100%離婚したい訳じゃなかった、ただただお酒をやめて治療して欲しかった、という思いが交錯し、居ても立っても居られない感じがして早朝に目が覚める。

警察、検察から電話が入る。

そして、検察の人に夫の公選弁護人と話したいと申し出た。

弁護に当たってくれた先生はとても気さくな感じの方で、電話で話した後、上申書提出のために事務所を訪れることにした。目的は釈放+不起訴処分である。

上申書(今回は許します、夫を釈放してくださいという内容)をすぐに書くくらいなら最初から被害届など出さなければ・・・と人は思うだろうけれど、4年間くらいの頻繁に起きる口論のあげくの暴力がこのままエスカレートして、いつか最悪の結果になるのが怖かった。

ただ、逮捕されてから2-3日でさらに拘束されるかどうかが決まるので、急がなければならない、ということで上申書に署名した。

 

結果は・・・

 

今回1回きりのことではなく4年前から訴えはあったことと、裁判所でも夫の反抗態度(否認)があったらしく、上申は却下され、10日間までの勾留が決まった。残念なのと、やっぱり・・という気持ちが入り交ざった感情が行き交う。

 

再度上申書を提出することにしたが、次の日から留置所にいる家族に面会、という自分の人生で起こると思っていなかったシチュエーションに身を置くことになる。。